ブログ/2018-05-04
相続 しとらんかった…
まーありがちです。
特に税金が関係ない場合は多かったりします。
「いついつまでに相続手続きをしなさい」
と決まってないですからね。
相続税が発生する場合はしばりがありますから、やるみたいな。
で、こうなった途端
「あらっ、どーしたらえーんかしら?」
となります。
ま、普通に知らんしね、しょっちゅうあることやないしね。
例えばね、
「先生、おやじが死んだときな、僕ら4人兄弟やねんけど、なーんもせんかったんよ。
で、こないだおがふくろが逝ったんやけど、どないなんの?」
って言われても…
ま、も~少し詳しく教えてください。
「おやじが建てた家におふくろがそのまま住んでて、
東京暮らしの二人の弟は相続放棄してん、で、そのまま」
「相続放棄って、ちゃんとしました?」
「ちゃんとって、『俺はなーんも要らんっ』て2人が言うてたもん」
「じゃ、放棄になってないです」
「まじ?」
「よーは、やり直しってことですけど、
相続人全員で話し合ってください、
でもお母さんはおられへんので4人で話合うことにはなりますね」
こんな時も遺言書さえあればことは容易かったんですけど、
僕たちが口酸っぱく言っても、
一向に書いてくれませんもんね遺言…
少々、愚痴っぽくなりました、ごめんなさい。
ちょっと、話を元に戻しましょうか。
さて、お父さんが亡くなった時、
ほんまに二人の弟さんが相続放棄をしてたら、
お父さんの遺産は、お母さんが1/2、
放棄しなかった二人は1/4ずつですね。
それで、お母さんが亡くなったら、
お母さんの1/2を兄弟4人で分けることになります。
放棄しなかった二人の受け取った1/4は分ける必要がありません。
で、
「兄貴、あれ、やっぱしやめ」
とか放棄したはずの二人が言い出したら?
そう、やりなおしですから、
お母さんの1/2は変わらんとして、
あとの1/2は兄弟4人なので、
1/2×1/4=1/8ずつになります。
「それはいや」と言われても、二人もいやって言うし…
ちょっと回りくどかったけど、相続手続きをせんかったから、
そのときに戻るってことです、ちゃんとやっときゃ普通は必要ないです。
実際は、その時に亡くなった方の財産を分けるだけですから。
ま、でも、今ちゃんとしとかんと、
「めんどいから、今度もせんどこか…」
にしてると、その面倒は、次世代が始末せんといかんようになるでしょ。
だから、その都度、やるのがベストです。
不動産に関しては、税金面で些少、差がつくこともあるので考えたりもあるんですけどね。
ま、そのことは触れんどきます。
今日もありがとうございます。
やっぱり、生きてる時にしかできんことで、
した方がいーことはやっとくべきだと思います。
結論!
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