ブログ/2017-12-21
ペットの終活,介護を考える
一昨年の暮れぐらいかしら,
「家族信託」というスキームを知り,
大変興味を持ったので真剣に勉強しました。
そのとき,
「@ペット信託」のことも勉強したので,友人の獣医師と連携をとことにしています。
家族信託の相談は,とても多いんですが,残念ながら受任にはいまだ至っていません。
なかなか,受託者のハードルが越えられないんです。
信託口座の開設は,バンカーと懇意になったので個人的に超えることはできたんですがね...
で,
この話は,僕たち,人間ではなく,家族の一員であるペットの話です。
僕たちの寿命は,医学の進歩もあり,だんだん長くなってます。
ということは,犬も猫も長寿になって,老後期間が長くなっているんです。
もちろん,人間と一緒でペットだって
老化のスピードには個体差があり,症状もさまざまです。
でも,足腰が立たなくなったり認知症が出たりと,
介護が必要になる比率は猫よりも犬のほうが高いようです。
で,ペットの加齢対策をご紹介します。
①適度な運動で筋肉量を維持。
犬の加齢による疾患としては,変形性脊椎症や関節症があります,
家庭内で足を滑らせて症状を悪化させる椎間板ヘルニアなどが多いようです。
こうなっちゃうと,背中や関節の痛みから散歩を嫌がるようになり,
運動量が減って筋肉量が落ちていきます。
で,
足腰が立たなくなると介護が必要な状態になってしまうことも少なくないです。
人間もしかりですね。
また,生活習慣病によって
体力が落ち,起き上がれなくなることもあります。
②そして,もう一つの介護要因が認知症です。
寿命と一緒で,犬の認知症も増えています。
中・小型犬は13歳,大型犬は10歳を過ぎた頃から兆候が現れ,進行していくようです。
たとえば,1カ所をぐるぐる回って
ぶつかったまま身動きが取れなくなったり,
おとなしい性格だったのに
攻撃的になったりするようです。
昼夜が逆転し夜中に遠吠えをすることもあります。
こうした時期を少しでも遅らせるためには,
一つは適度な運動で筋肉量を維持させることです。
食事に気を付け,腎機能に問題がなければタンパク質を適量とらせる。
犬の年齢とペースに合わせて散歩をし,ドッグランを利用するなどして,
適度な刺激を脳にも筋肉にも与えることも大事です。
それから,もう一つは
「適正体重を維持すること」
肥満は軟骨やじん帯にも負担をかけ,関節炎などの痛みの症状を早くから引き起こしかねません。
心不全や肝機能障害などの病気も引き起こします。
介護生活に備え,家の中でも排せつできるようにしておくことも大切です。
高齢になって排便の回数が増え,そのたびに外出するのは大変ですからね。
また犬種によっては,遺伝的に出やすい病気もあるようです。
例えばダックスフントなど,胴が長い犬種は
椎間板ヘルニアになりやすいです。
分かっていれば,滑りやすい床にはカーペットを敷いたり,
階段の上り下りはさせないなどの対策もしないとね。
認知症のメカニズムは明らかではないですけど,
日ごろから注意深く見守り,
兆候をいち早くキャッチして,
声掛けやスキンシップを心がけたいですね。
それでも介護が必要になった場合,どうすればいいか?
飼い主の選択肢は2つです。
自宅で介護するか,老犬老猫ホームに預けるかです。
自宅介護なら,
実はペットにもヘルパーが自宅に来て介護してくれる訪問介護や日中だけペットを預けるデイサービスがあります。
有料ですけど...
これも,人間世界と同様,費用は千差万別です。
違くのは,介護保険もないし,ケアマネージャーだっていません,
当たり前チャー身もふたもないですけど...
人間より割高になるのは必須のようです。
でも,飼い主が心労のあまり,健康を害するようになるなんて本末転倒ですから,
そのときは相談相手を探してくださいね。
残念ながら,僕にはできませんけど,友人の獣医を紹介しますね。
一方,自宅での介護が難しい場合は,
老犬老猫ホームに預ける選択肢があります。
老犬老猫ホームは,
「コンパクトだが頻繁に面会に行ける都市型や,
ペットが伸び伸びと遊べる郊外型」
などタイプもさまざまです。
施設を選ぶときは立地と金額だけで選ばず,
スタッフの数や犬舎の衛生状態,
動物病院との連携などの確認をせんといかんですね。
よーは,人間と一緒です。(日経より抜粋)
今日もありがとうございます。
僕は,ここまで出来る自信がないのでペットは飼いません。
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