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任意後見契約の実務

任意後見契約の実務

では、僕たちがやる任意後見契約の実務についてご紹介します。


それも、「移行型」で紹介しますね。


はい、「移行型」ってどんなでした?


そう、生前事務委任契約と任意後見契約を
セット
にして同時にやるんでした。


それも、公証役場で、
各々の契約書を作成してお互い納得のうえ交わすんでしたね。


そうしたら、後見開始までのタイムラグを回避できるし、
作成したら、すぐに僕はあなたの委任代理人として職務を開始することができます
。


じゃ、それをする手順です。


①「財産の受入れ」


これが、最初の摩擦ですね。


あなたの財産を僕が管理することになります。


全部が全部じゃないですよ、ハワイのコンドミニアムの権利書とか要らんです。


職務を遂行するのに必要な財産です。


ざっとです、例えばですけど、
実印、
銀行印、
印鑑登録カード、
預金通帳、
キャッシュカード、
年金等の書類、
保険証書、
他に大事な契約書とかです。


もちろん、
「先生、踏ん切りがつかんから、もーちょっと待ってよ」はOK。


「いついつ、引渡します」
って時期を決めることもできます。


「先生、預金通帳を全部、渡したらあたしが不便やし、不安やん…」


「じゃ、いつも使ってる通帳はあなたが持っときます?」
ってのもOKです。


でも、
「そこには、高額の預金はプールせんどいてね」
ってことにはなります。


もちろん、
「これと、あれと、それと」
みたいに、預かった内容は、預り証に明記して交付します。


預金通帳は預かった時の残高も明記しますから。


それから、今、あなたがどこに居てるかです。


例えば、あなたが病院とか施設とかにいらっしゃるんでしたら、
あなたの家の管理もせんといかんでしょ。


そしたら、ご家族やそこの地域の民生委員とか、
自治体の職員に立会ってもらって、
家の中に高額なもんがあったら、それも確認しとかんとね。


金の延棒とか…


はい、
②「財産目録の作成」


①ですけどね、
これを職務が開始するときに、作成します。


「これ、スタートのときでした。で、今、こんな具合です」
って、あなたに報告するときの基準になります。


で、お金のやりとりは、
金銭出納帳に記入して、領収書なんかも保管することになります。


③「金融機関へ届出る」


銀行とかにね、
「僕が、あなたの事務委任契約に基づく代理人ですよ」
って登録します。


場合によっては、あなたに同行してもらうかもしれません。


④「お金の出入りを把握する」


ま、契約を交わすわけですから、大体の事情は分かってます。


でも、もう少し詳しく調べる必要があります。


例えば、家賃、公共料金、医療費、社会保険料とかです。


収入面なら、年金の種類と金額、
大家さんやったら家賃収入とかです。


預かった金額じゃ、ちょっと足らんようですね
とか分かるでしょ。


そしたら、もうちょっと増やしてもらうかもしれません。


⑤「関係者との連携」


先にもはなしましたけど、
後見も含め、僕ひとりでは出来んことだってたくさんあります。


「身上監護」をとってもヘルパーさんの仕事はしませんしね。


となると、行政面からは、各制度を活用せんといかんし、
医療福祉関係のプロとも連携を図る必要がでてきます。


それも、緊密にね。


ま、ケアマネ、社会福祉士、ケースワーカー、医師、看護師さんとかです。


ま、こんな感じです。


紙面という制約もありますから。


それから、もし、
「先生、あたしが逝ったあとも面倒みてよ」


とかで、死後事務委任契約も結ぶことになったら
、菩提寺とか、お墓のことも確認する必要も出てきます。


「あたしは、こんなふーにしたいわ…」


があったら、めんどくさがらんと書面にしといたほうがえーです。



僕も、大変たすかります。

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